デジタルイラストを始めたけど、何がなんだかわからない。
レイヤーというものがあるみたいだけど、何かわからない。
というあなたへ解説します。
こんにちは、ゆうりです。
本記事では、デジタルイラストを描く上で必ず使用する、
レイヤーの意味と仕組みついて解説します。
初めてイラストソフトを使う、という方へ向けた解説です。
先にざっくりと結論を言いますと
デジタルイラストは、絵を描いたサランラップ(レイヤー)を何枚も重ねてできている。
というイメージです。
ちなみに私はイラスト歴1年の初心者です。
趣味のレベルですが、ツイッターでイイネが200以上貰えるほどに
上達しました。
バスケは本当に特技のはず……はず!#木曽あずき#あずきそあーと pic.twitter.com/BHdc2swQ4y
— ゆうり@💻💎🐮🍒 (@yuri_741) August 26, 2019
とはいえ、
始めた当初はレイヤーの仕組みすらなかなか理解できなくて、
イラストソフトの扱いに苦労しました。
そこで、
この記事を見ているあなたには同じ苦労をしてほしくないので、
できるだけ丁寧に解説したいと思います。
使用ソフトはクリップスタジオペイントです。
1.用紙の新規作成
まずは、クリップスタジオペイントを開きます。
そして、左上の「ファイル」から「新規(N)」をクリック
すると新規用紙の設定画面が表示されます。
ここで、各設定の意味とオススメの設定を伝えておきます。
①イラストを描く場合はここを選択
②単位は㎜がオススメです。印刷した際の大きさがわかりやすいと思います。
③用紙サイズはA4がオススメです。絵を印刷する場合やネットに上げるときは、A4サイズであれば十分です。
④解像度は300から350がオススメです。印刷したときに画質が荒くてギザギザしたりせず、SNSへ上げるにも十分な解像度です。解像度が高いとソフトが重くなるので、どうしてもという場合は解像度を下げると良いと思います。
⑤ここでキャンパスの向きを変更できます。画像では縦長になっていますが、クリックすると横長になります。その時に合わせて変更しましょう。
⑥ここまで問題なければ「OK」をクリックします。
すると、新規用紙が準備できます。
2.レイヤーの説明
冒頭で少し描きましたが、レイヤーというのは
絵を描き込む透明なシートのようなものです。
シートごとに絵を描いて、重ねることでイラストができています。
ではレイヤーの構造を含めて説明していきます。
レイヤーの構造は初期設定では右下に表示されています。
画像の場合ですと、①のレイヤーにオレンジ色の丸を描きました。
そして、②のレイヤーに青色の四角を描きました。
これは
②のレイヤーの方が①のレイヤーより上にあるので、
青色の四角がオレンジ色の丸に重なっています。
どういうことかと言うと、重なったレイヤーを上から見ているので、
上にあるレイヤーは見えるが、下にあるレイヤーは隠れてしまう場合がある、
ということです。
ちなみに、描いているときに、「絵が重なってわかりにくい、描きにくい」
という場合には、レイヤーを非表示にすることができます。
①非表示にしたいレイヤーの「目」のマークをクリック
②目を消したレイヤーは非表示になり消える。もう一度目のマークをクリックすると表示されます。
さらにもう一つ例ですが、
画像のようにオレンジ一色のレイヤーを作成しました。
レイヤーの位置は下の方なので、
背景のように全体がオレンジ色になっています。
しかし、オレンジレイヤーを上の方へ移動させると・・・
(レイヤーを選択してドラッグ&ドロップで移動できます。)
全てオレンジ色になりました。
これは、
オレンジ色のレイヤーが一番上にあるため、それより下のレイヤーに描いたものは隠れてしまっている。
ということです。
こういったように、レイヤーの上下で見え方が変わってくるので、注意が必要です。
3.なぜレイヤーを分けて描くの?
なぜレイヤーを分けて描くかというと
後から編集や修正がしやすいからです。
例えば、
・レイヤーごとで色合い(色調)の調整ができる。
・特定のパーツにだけ描き込めるのでやりやすい。
・髪の毛の形だけ編集してボリュームを出す。
なんてことができるため、とても便利です。
レイヤーの使い分けは大まかに
・パーツごとに分ける
・色ごとに分ける
などがあります。
例えば、下のイラストの場合、
・線画
・目
・服
・肌
・髪
といったようにレイヤーを分けて描いています。
ちなみに、髪を描いたレイヤーだけを表示させるとこうなります。
(かつらですね………)
まとめ
最後にまとめになりますが
・レイヤーとは、絵を描き込むための透明なシートのようなもの
・レイヤーが何枚も重なってデジタルイラストができている
・下にあるレイヤーは上のレイヤーの絵に隠れてしまう(上下関係に注意)
・レイヤーは色やパーツごとに分けて使うと便利
いかかでしたでしょうか。
レイヤーとは何かが伝われば幸いです。