クリップスタジオ

【クリスタ】スポイトの便利な使い方2種

スポイトを何となく使ってるけど詳しく知りたい。
もっと便利な使い方ってないの?

という疑問にお答えします。




本記事の構成

スポイトの便利な使い方2種
・レイヤーから色を取得
・表示色を取得
・補足 サブビューから色を取得

 



ブログ主 ゆうり

こんにちは、ゆうりです。

ゆうりのツイッター

イラスト歴1年、まだまだ勉強中ですが、
ここまで上達できました。




私から今回ご紹介したいのはスポイトの使い方です。

スポイトは絵から色を取得するツールですが、
何となく使っていませんか?




実は!!と言うほどでもないかもしれませんが、
スポイトには2種類の設定があります。

これを使い分けると、絵を描く効率が格段に上がります。

色を探す手間が減るわけですね。


では早速紹介していきます。

使用ソフトはクリップスタジオペイントです。



スポイトの便利な使い方2種

画像のように、スポイトには2種類の設定があります。

・レイヤーから色を取得
・表示色を取得

設定の変更は画像のように、スポイトのツールバレットから可能です。

では、それぞれの設定の使い分けを説明します。




①レイヤーから色を取得

一般的によく使われている設定だと思います。

レイヤーから色を取得とは
選択されているレイヤーから色を取得します。

例えば画像のイラストの場合、髪のベース色のレイヤー(オレンジ矢印のレイヤー)を選択して、白丸の部分から色を取りました。

すると、選択した箇所よりは少し薄い色が取れました。

これは、見た目は上の影レイヤーの影響を受けて色が濃く見えています。しかし取得したのはベースレイヤーの色なので、見かけより薄い色が取れた。ということです。




「レイヤーから色を取得」の設定は、同じレイヤーに塗り続けている時に便利です。

どの色を使っていたかわからなくなった時に、パッと色を取って再開できます。

補足

「Shift+Ctrl+クリック」でクリックしたレイヤーに移動できます。合わせて活用すると効率がグッと上がります。

参考記事
【クリスタ】目的のレイヤーにすぐ移動する方法【効率上がります】

 






②表示色を取得

表示色を取得とは
表示されている色、見えている色をそのまま取得する設定です。

 

「表示色を取得」の設定で、先ほどと同じ場所でスポイトを使います。

すると、「レイヤーから色を取得」の場合と比べて、色が濃くなったのがわかるでしょうか?

(カラーパレットの白色矢印のように右下へ移動しています。)

 

これは、見えている色をそのまま取得しているので、髪の影を塗ったレイヤーの影響も含まれているからです。

これが、「表示色を取得」です。



使用例としては、「目と同じ色で髪を塗りたい」場合など、レイヤーを移動せずに色を取ることができるので効率的です。






③補足 サブビューから色を取得

参考までに、活用方法をもう一つ紹介します。

クリップスタジオペイントにはサブビューという機能があります。

サブビューとは
参考資料を表示させておける機能です。

このサブビューから色を取ることで、描きたいモデルの色をすぐに見つける事ができます。

参考記事
【イラスト】キャラクターと同じ色を取る方法

 



まとめ

スポイトの設定は二種類あります。

①レイヤーから色を取得
 →選択したレイヤーに使われている色を取得します。

②表示色を取得
 →名前の通り、表示されている色を取得します。

使い分けることで、欲しい色がすぐに使えるようになり、絵を描く効率が上がります。

試してみてはいかかでしょうか。


以上、ゆうりでした。