スポイトを何となく使ってるけど詳しく知りたい。
もっと便利な使い方ってないの?
という疑問にお答えします。
本記事の構成
スポイトの便利な使い方2種+α
・レイヤーから色を取得
・表示色を取得
・補足 サブビューから色を取得
こんにちは、ゆうりです。
イラスト歴1年、まだまだ勉強中ですが、
ここまで上達できました。
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— ゆうり@💲💻💎🐑絵を描きます (@yuri_741) September 14, 2019
私から今回ご紹介したいのはスポイトの使い方です。
スポイトは絵から色を取得するツールですが、
何となく使っていませんか?
実は!!と言うほどでもないかもしれませんが、
スポイトには2種類の設定があります。
これを使い分けると、絵を描く効率が格段に上がります。
色を探す手間が減るわけですね。
では早速紹介していきます。
使用ソフトはクリップスタジオペイントです。
スポイトの便利な使い方2種
画像のように、スポイトには2種類の設定があります。
・レイヤーから色を取得
・表示色を取得
設定の変更は画像のように、スポイトのツールバレットから可能です。
では、それぞれの設定の使い分けを説明します。
①レイヤーから色を取得
一般的によく使われている設定だと思います。
レイヤーから色を取得とは
選択されているレイヤーから色を取得します。
例えば画像のイラストの場合、髪のベース色のレイヤー(オレンジ矢印のレイヤー)を選択して、白丸の部分から色を取りました。
すると、選択した箇所よりは少し薄い色が取れました。
これは、見た目は上の影レイヤーの影響を受けて色が濃く見えています。しかし取得したのはベースレイヤーの色なので、見かけより薄い色が取れた。ということです。
「レイヤーから色を取得」の設定は、同じレイヤーに塗り続けている時に便利です。
どの色を使っていたかわからなくなった時に、パッと色を取って再開できます。
補足
「Shift+Ctrl+クリック」でクリックしたレイヤーに移動できます。合わせて活用すると効率がグッと上がります。
参考記事
【クリスタ】目的のレイヤーにすぐ移動する方法【効率上がります】
②表示色を取得
表示色を取得とは
表示されている色、見えている色をそのまま取得する設定です。
「表示色を取得」の設定で、先ほどと同じ場所でスポイトを使います。
すると、「レイヤーから色を取得」の場合と比べて、色が濃くなったのがわかるでしょうか?
(カラーパレットの白色矢印のように右下へ移動しています。)
これは、見えている色をそのまま取得しているので、髪の影を塗ったレイヤーの影響も含まれているからです。
これが、「表示色を取得」です。
使用例としては、「目と同じ色で髪を塗りたい」場合など、レイヤーを移動せずに色を取ることができるので効率的です。
③補足 サブビューから色を取得
参考までに、活用方法をもう一つ紹介します。
クリップスタジオペイントにはサブビューという機能があります。
サブビューとは
参考資料を表示させておける機能です。
このサブビューから色を取ることで、描きたいモデルの色をすぐに見つける事ができます。
まとめ
スポイトの設定は二種類あります。
①レイヤーから色を取得
→選択したレイヤーに使われている色を取得します。
②表示色を取得
→名前の通り、表示されている色を取得します。
使い分けることで、欲しい色がすぐに使えるようになり、絵を描く効率が上がります。
試してみてはいかかでしょうか。
以上、ゆうりでした。