目のバランスが悪い。
両目で形が違う。
というお悩みにお答えします。
目のアタリは、四角いサングラスで取るといい!
こんにちは、ゆうりです! Twitter
目のバランスってとりにくいですよね。
私はアタリを取っても、描くときにはずれてしまったり、両目の形がそろわなくて、結局片目をコピペしてすませてしまう、
なんてことがありました。(結果的にうまく描けますが凹みました……汗)
そんな私ですが、アタリの描き方を改善してからはずいぶんうまく描けるようになりました。
そこで今回は、目がきれいに描けるアタリの取り方をご紹介します。
※これからご紹介する方法はあくまで一例です。
イラスト歴1年の私が、あれこれ試した結果、うまく描けるようになった方法です。
この方法を実践すれば、思ったバランスで目が描けるようになります。
目がきれいに描けるアタリの取り方
四角いサングラスをイメージしてアタリを描きます。
この子の顔を描く場合のアタリはこのようになります。
青の横線とオレンジ線が目のアタリです。
まず青の横線は目の位置と縦幅を示しています。
平行線を2本引くことで、目の位置と縦幅がそろいます。
そしてオレンジ線のように、目が入る位置をアタリで決めてしまいます。こうすることで、前もって目のイメージを決めることができます。
黒目の位置もオレンジの縦線で決めてしまうと、
さらに迷わなくてよくなります。
緑の点は目頭と目じりの位置です。この点をつなぐように弧を描くと
まつ毛が描けます。
サングラス型のアタリで目の設計図を細かく描いておくと失敗しにくい!
そもそも、目がきれいに見えないパターンは様々あります。
例えば、
・目の位置がそろっていない
・目の幅があっていない
・目の高さがあっていない
・目の形が左右で違う(片目は吊り目、もう片方はたれ目など)
などがあります。
しかし、サングラス型のアタリを使えば、これらの問題は解消できます。
試してみてはいかかでしょうか?
※ここまでの内容でも実践できます。
ここまでお読み頂きましてありがとうございました。
ここからは、「そもそもなぜ目がきれいに描けないか」と、「アタリの重要性」についてお話します。
そもそもなぜ目がきれいに描けない?
目だけに限定する話ではありませんが、理由としては以下の2点があると思います。
①きれいな目のイメージが頭に無いから
頭の中に、きれいな目のイメージが無いから描けないパターンです。
知らないものは描けませんよね。
この場合はイラストレーターさんの絵を見たり、模写したり、トレスしたりして
知ることが先決です。
②イメージはあるが再現できない
知っていても描けないパターンです。
この場合は先ほどの目のアタリのように、アタリの段階でイメージを細かく描くといいと思います。
これは私の経験則ですが、頭の中のイメージをいきなり出すのは難しいので、アタリやラフで段階を踏んで出していくとうまくいきます。
例えば
イメージの出力
アタリ 50%
ラフ1 30%
ラフ2 10%
完成時 100%
というように段階を踏むのがよいと思います。
イメージを小出しにしていくので、完成した絵とイメージのズレが小さくなります。
アタリとは絵の設計図
アタリとは絵の設計図です!!
何ていうと大層ですが、あながち間違いでもありません。
熟練の方は脳内に設計図があるようなもので、
アタリをあまり描かなくても描けてしまいます。
しかし私のような素人は設計図をしっかり描くことが大事です。
①細かく描けば描くほど、清書の時に狂わない
繰り返しになりますが、頭の中のイメージをアタリとして出すとよいです。
脳内設計図が浮かばない方は、手元で設計図をしっかりつくることが大事だと思います。
②初心者はアタリをたくさん描いて、不要になったら減らしていこう。
アタリをたくさん描くことは恥ずかしいことではありません。
と思うかもしれませんが、アタリは公開しない限り、人に見られることはないので大丈夫です。
また、イラストは完成した絵さえよいものができれば、過程は関係ないので気にしなくて大丈夫です。(メイキング動画でもない限り、途中経過は見られないので)
慣れてきて、アタリを減らしても大丈夫なら減らしてみましょう。
脳内に設計図が浮かぶようになった証拠です!!
私も最近は目のアタリは線1本でも平気になりました。
線1本のアタリ
参考にさせて頂いた本
ヒロマサのお絵描き講座 顔の描き方編 著:うえだヒロマサ
顔の描き方のみに特化して、これでもかと言うくらい丁寧に解説しています。
初歩の初歩すぎて他の本では解説されないような内容まで網羅されています。
まさに今から絵を描き始めるよ!!という方にお勧めの本です。
(私はもっと早くに出会いたかった!笑)
まとめ
最後にまとめです。
・目のアタリは四角いサングラス型で描くとズレずに描ける。
・アタリは絵の設計図。初心者はたくさん描いて、慣れたら減らそう。