消しゴムでちまちま消すのはめんどくさい。
効率的な消し方、修正方法があれば知りたい。
というあなたに解説します。
本記事の構成
・消しゴムの便利な機能
→交点まで消去とは?
・透明色を使った消し方
こんにちは、ゆうりです。
私はイラスト歴1年の初心者で、週に1枚ぐらいのペースでゆるく絵を描いています。
絵を描き始めた当初、
細かな線の修正がめんどくさい!
と思いました。
・はみ出した線を消したり
・線と線を滑らかに繋ぐために整えたり
結構めんどくさいんですよね。
そこで今回は、私が実践して修正の効率が上がった方法を解説します。
結論を言いますと、
・消しゴムの「交点まで消去」機能が便利
・細かな修正は「透明色」を使う
・この二つを使い分ける
これだけです。
消しゴムの便利機能 交点まで削除とは?
交点まで削除とはベクターレイヤーでのみ使用できる機能です。
注意
ラスターレイヤーでは使用できません。ですので、下書きや線画作業をする際はベクターレイヤ―を使っているか確認することをオススメします。私はこれで、何度も痛い目を見ています 泣
あとからラスターレイヤーからベクターレイヤーへ変換することもできますが
線の描写がかなり荒くなります。(極力使用しない方がいいでしょう)
逆にベクターレイヤーからラスターレイヤーへの変換はきれいにできます。
【参考】ラスターレイヤーからベクターレイヤーへ変換方法
①レイヤーの上で右クリック
②レイヤーの変換をクリック
③出てきたレイヤーの変換のウィンドウから、「種類」を選択し、ベクターレイヤーをクリック
これで、変換完了です。ちなみにベクターからラスター、どちらも可能です。
すこし話がそれましたが、消しゴムの「交点まで削除」について説明します。
例えば、消しゴムを交点まで消去の設定にすると、画像のように線に触れるだけで、線の交点まで消してくれます。
交点まで削除機能が本当に便利で、例えば
髪の毛先を勢いよく描いてはみ出す
→はみ出た部分を消す
ということができます。
この機能を使うと効率よく描き進めることができます。
交点まで削除の設定方法
①ツールから消しゴムを選ぶ
②ツールプロパティ―の「ベクター消去」にチェックを入れる
③ベクター消去の項目の真ん中の十字マーク「交点まで」にチェックを入れる
これで設定は完了です。
しかし、この設定では、線を少し短く消したい時でも交点まで消えてしまいます。
そういった時は「ベクター消去」のチェックを外せば元通り使用できます。。。。。
けど
いちいち外すのめんどくさいですよね?
そこで紹介するのが「透明色」を使った消し方です。
透明色を使った消し方
まずは、透明色について説明します。
透明色とは色の一種です。透明色で塗ると色のついてない状態になります。
つまり、消しゴムの代わりになります。
透明色の設定
透明色は、カラーサークルのそばにある「チェック模様」をクリックすると変更できます。(チェック柄は透明のマークです)
透明色は色なので、どのペン、ブラシでも使えます。
ブラシそれぞれの特徴を持った消し方ができます。
例えばエアブラシなら、ブラシのようにぼんやりと消すことができますし、Gペンなら、消しゴムとほぼ同様の消し方ができます。
消しゴムと透明色の使い分け
具体的な使い分けの方法ですが、
①消しゴムは「交点まで削除」の設定で使う。
②細かく消したい時は、線を引くのに使っているペン(Gペンなど硬いもの)を透明色にして消す。
これだけです。
交点まで削除の設定切り替えは面倒ですが、透明色への切り替えはショートカットがありますので手間はかかりません。
透明色への切り替え : キーボードの「C」
まとめ
繰り返しになりますがまとめです。
線の修正は、消しゴムと透明色の使い分けが便利です。
①消しゴムは「交点まで削除」の設定で使う。
②細かく消したい時は、ペンを透明色にして消す。
透明色にはキーボードの「C」で切り替えられる。
この方法で下書きや線画作業が早くなると思います。
実際私は早くなりましたし、思ったように消せないイライラもなくなりました。
ぜひ試してみてください。