機能がたくさんあるみたいだけど何から覚えていいかわかりません。
とりあえず基本的な使い方を知りたい。
という悩みに答えます。
この記事の内容
・絵を描くのに必須なクリスタの機能と使い方
・絵が描きやすくなる便利機能も紹介
本記事の信頼性
この記事を書いた人:ゆうり(28歳 会社員)
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最近まで初心者だったから初心者の苦労や悩みはよくわかる。
こんにちは、ゆうりです。
初心者の頃の私
とりあえず初心者に必要な機能だけ知りたい。
という悩みがありました。
そこで今回は
これさえ知っていれば絵が描けるよ!!
というクリスタの機能をまとめました。
この記事を読むとどうなる?
絵を描くのに必要なクリスタの使い方がわかる。
【初心者向け】クリスタの便利な使い方
全部で7つ紹介します。
ベクターレイヤーの使い方
クリスタにはベクターレイヤーとラスターレイヤーがあります。
簡単に解説
ベクターレイヤーとは
線を描くためのレイヤー。線をきれいに描く、消す、修正する機能に特化している。
ラスターレイヤーとは
色を塗るためのレイヤー。色を塗る、色味を調整するなど、塗りに特化している。
補足:そもそもレイヤーって何?という方は【デジタルイラスト】レイヤーとは?サランラップみたいなものです。【解説】をご確認ください。
どちらも大事ですが、主にベクターレイヤーを使いこなすと、お絵描きが楽です。
ではベクターレイヤーのオススメ機能を2つ紹介します。
その①:消しゴム ベクター消去が超便利
消しゴムのベクター消去機能を使うと、例えば画像の赤線部分を消しゴムでなぞった場合、右側のように線の交点まで自動的に消してくれます。
これで、線のはみ出しを気にせずサクサクお絵描きできますね。
ベクター消去の設定方法
画面左側の消しゴムツールを選んで、ベクター消去の項目に✔をいれます。そして十字アイコンの真ん中の「交点まで」を選択します。
これでOKです。
ベクター消去はベクターレイヤーでしか使用できません。意識的にベクターレイヤーを作成して使用するといいと思います。
ベクターレイヤーの作成方法
レイヤーパレットの「新規ベクターレイヤー」をクリックすれば作成できます。
その②:線修正のベクター線つまみが便利
線修正とはベクターレイヤーでのみ使える機能で、
線幅修正:線の太さを変える
ベクター線つまみ:線を引っ張って形を調整する
ベクター線つなぎ:2本の線を1本につなぐ
などができます。
ここでは特に便利なベクター線つまみを紹介します。
ベクター線つまみを使うと、例えば画像左側の線をベクター線つまみで触った場合、線を引っ張って曲げることができます。
髪の毛のラインや足の曲線の調整など、さまざまな場面で使えます。
ベクター線つまみの設定
ベクター線つまみには「端の固定」という設定があります。
両端固定:線の真ん中だけ引っ張って変形できる。
一方の端を固定:線の片端だけ変形できる。(例で使った設定)
両端自由:固定なし。
個人的には「一方の端を固定」が一番使いやすいですが、場面に合わせていろいろ試して見てください。
乱用すると上達しない可能性もありますが、笑
手振れ補正で線をきれいに!
手ブレ補正は画像に示す項目から設定できます。
手ブレ補正を入れると線のがたつきが減って滑らかになります。初心者救済機能です。
数値が大きいほど補正が強くなりますが、大きすぎると処理が重くなって描きにくくなります。個人的には10前後がオススメです。
クリッピングで色塗りを楽に!
クリッピングとは、下のレイヤーの描写範囲にのみ描きこみができる機能です。
クリッピングを使うとはみ出さずに色塗りができます。
例えば画像のようにオレンジ線を描いた場合
髪色の描かれたレイヤーにクリッピングするとこのようになります。
クリッピングを使えばはみ出さずに塗れるので、髪の塗り、肌の塗りなど、パーツ毎の塗りがとっても楽です。
詳しいやり方はクリップスタジオ~クリッピングとは?知るだけで効率アップ【イラスト】 で紹介しています。
レイヤーカラーで下書きをわかりやすく
例えば画像のような下書きを描いた場合、矢印で示す「レイヤーカラー」をクリックすると
薄い水色になります。
こうすると線画と下書きが別の色なので見やすくなります。線画も描きすいです。
表示の左右反転や回転で描きやすく!
画像のようにイラストを左右反転させたり、回転させると、
・描きやすい得意な向きで描ける。
・反転するとバランスの崩れに気づける。
といった具合でいいことばかりです。
詳しいやり方はクリップスタジオ~紙を回転・拡大縮小して描きやすくする方法!ショートカットも解説 をご覧ください。
色調・彩度・明度 の調整を使う
色相・彩度・明度の調整をすると、レイヤーの色味を自由に変えることができます。
やり方は画像のように「編集」⇒「色調補正」⇒「色相・彩度・明度」から調節できます。キーボードの Ctrl+U でもできます。
使用例としては
・肌の色にもっと赤味を出したい⇒色相を調整
・全体的に明るくしたい⇒明度を上げる
・もっと色鮮やかにしたい⇒彩度を上げる
といった具合です。
仕上げだけで絵のクオリティがぐっと上がったりするので侮れません。
ちなみに、こちらのイラストの彩度を上げてみると
彩度+15
判断は難しいですが、こっちの方が鮮やかでいい気がします。
まとめ クリスタの機能をフル活用して楽に楽しく描こう!
いかがだったでしょうか?
初心者にオススメのクリップスタジオの便利な使い方を紹介してきました。
・消しゴムのベクター消去機能を使う
・線修正のベクター線つまみを使う
・手振れ補正で線をきれいに描く
・クリッピングで色塗りを楽にする
・レイヤーカラーで下書きをわかりやすく。
・表示の左右反転、回転で描きやすく。
・色調・彩度・明度 の調整を使う。
と思うかもしれませんが、道具を使いこなすことも実力の内だと思います。
魅力的な絵が効率よく描ければそれでOKです。うまく使いこなして快適なお絵描きライフを送ってください!
以上、ゆうりでした。